re: 「最速ブラウザ」争いは無意味だ - ITMedia –
MSはIE 8が最速だと主張している。ブラウザメーカーがどこもかしこも「最速ブラウザ」の称号獲得に多くの時間と労力をつぎ込んでいるのはなぜだろう。
http://www.itmedia.co.jp/anchordesk/articles/0903/17/news036.html
複雑化するHTMLをスムーズに表示するためには、おそらく1/1000秒が積み重なれば相当大きなタイムロスになるかもしれません。
本文の最後に1行だけ書かれていますが、JavaScriptのスピードはWebアプリケーションではかなり重要なものです。
ですが、JavaScriptの基本はあくまでHTMLとCSSですので、それらの描画速度は実はJavaScriptの実行速度よりも重要です。
たとえばアニメーションは通常タイマーを使って一定時間ごとにJavaScriptが呼び出されますが、この呼び出し間隔の最短はブラウザごとに異なり、10から16ミリ秒が限度です。
これよりも短い間隔で呼び出そうとしても、一定時間待たされる事になります。
そこにアニメーションを行うためのHTMLの再描画時間が必要ですので、これがタイムロスの原因となり、実際には100ミリ秒くらいが限度です。
この間隔が長いほど「カクカクした動作」になります。
100ミリ秒(1/10秒)は、おそらく人間の目で追いつける速度だと思いますので、「体感でわからないレベル」とは言えないですね。
今後のウェブページは1回ダウンロードして表示だけでは終わらないので、描画ベンチマークというのは非常に重要になっていくと思います。
ていうか、IEもいい加減、canvasに対応してくれないかなあ。。。
欲を言えばiCabもですけどね。
参考
・テレビ30fps = 33ミリ秒間隔
・ゲーム60fps = 16ミリ秒間隔
・デジカメのビデオ機能などで画質を下げた場合15fps = 66ミリ秒間隔
もちろんユーザーインターフェース、使いやすさとかバグが少ないこととかも重要な事は確かですが、それだけでは足りないというのが現状、そして今後だと思います。