re:立ち読みは万引きと同じ!

Posted by dab | 2006年10月6日 金曜日 23:26:58 < 日記 >

今朝の日経「領空侵犯」インタビュー。湯川れい子氏は「立ち読みは万引きと同じ犯罪行為である」とご立腹。ふ~ん。
曰く:
立ち読みは『盗み読み』という立派な犯罪。
立ち読みによって、作家が損害を被るばかりでなく、本や雑誌は日本の知的財産であり、立ち読みによって国家的な財産が侵害されるのである。
このまま立ち読みを許し続ければ、誰もよいものを出そうと思わなくなり、次世代の才能は育たず、日本の文化は衰え、国の力が低下してしまう。
グーグルが世界中の書籍をネットに載せれば、『ネット盗み読み』が増えかねない。
図書館に行く人と立ち読みする人は人種が違う。図書館はいいのだ。
どうすればいいかだが、知恵はない。結局、一人一人のモラルに訴えることと教育で徹底するしかない。

Letter from Yochomachi

原文は読んでいませんが、

  • 立ち読みは『盗み読み』という立派な犯罪。 flagyl 400
  • 立ち読みによって、作家が損害を被るばかりでなく、
  • グーグルが世界中の書籍をネットに載せれば、『ネット盗み読み』が増えかねない。

この辺はその通りだと思います。
紙を売っているのではなく紙に書かれた文面を売ってるわけですから。
CDではなく録音された音楽を売っているのと同じですね。

コメントも読んでみましたが、みんな言うことが極端なんですよね。
ビニールがないころは、今みたいにパッケージするなんて不可能ですし、かといって、紙で包んでしまうと中にどんな本が入ってるのかわからない。
で、結局立ち読み出来るような状態になってたんだと思います。
それでも、今みたいに本を全部読み終えてしまうような人はいないと思います。

音楽CDも、CDを売ってるのではなくCDに録音された音楽を売ってるわけですし、
楽天BOOKSで数ページを読めるのも、iTunesで30秒の視聴が出来るのも、行動は立ち読みと同じですが、それは”立ち読み”ではなく”内容確認”でしょう。
コメントでも、「数分、数ページの内容確認をすることがある」という人がいますしね。
googleがどのようにネットに載せるのかわかりませんが、楽天BOOKSの様に、数ページだけの”内容確認”であれば、購読意欲を湧かせるのに良いと思いますが、全文を載せればやはり購入者が減るでしょうから、問題ですね。
まぁ、音楽でもUGに行けばタダで手にはいるように、書籍も(昨今のスキャナーやOCR技術を駆使してデータ化した人から)ネットでタダで手に入ったりするかも知れません。
マンガだったら画像のままPDFか何かで保存してる人は多いんじゃないでしょうか?

図書館は良いという話ですが、これは図書館が著作権料を支払っていたり、著作者の許可を得ているからという法的な根拠がありますから、その点を書かなければ戯言に成り下がってしまうと思うんですよね。

>本や雑誌は日本の知的財産であり、立ち読みによって国家的な財産が侵害されるのである。
海外の本は無視?

>立ち読みによって、作家が損害を被るばかりでなく、
特にマンガ作家は、中古本の関係で、週刊誌の人気トップな著者でもアルバイトをしなければならないほど収入が少ない、という人がいるという話を聞いたことがありますが、これはまぁ、噂に尾ひれが付いていると思います。
とはいえ、そんな話が出るほどですから、やはり立ち読み(中古本やマンガ喫茶なども含めて)は少なからず影響しているんじゃないか、と思います。
(ちなみに中古音楽CDの収入の一部は作者に還元されますが、中古本の収入は100%店の収入になります。その背景にはミュージシャンの活動はいっさい見られませんでしたがJASRACの活動が大きかったようです。また、ライターの活動は大きかったようですが、残念ながら裁判所には届きませんでした。)

改めて注意書き
引用元はブログの投稿ですが、その原文は音楽評論家、湯川れい子氏による物です。

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